地図作成に必要不可欠ともいえる構成要素として、メインの主図に始まりタイトル、凡例、縮尺や方位、データの出典(作成者、日付含む)、備考などがあります。これらを如何にバランスよく配置していくかという課題として、最初に考えなくてはいけないのが、地図上に盛り込むものとそうでないものとの区分けです。縮尺や方位は地図と一体が望ましいでしょう。
タイトルも作成者や日付とセットで一般的に配置は決まっていることが多いものです。残るは意外とスペースを要し配置も限られてくる場合が多い「凡例」ではないでしょうか。これは、全体の枠組みの大きさ(一般的に角形という縦横比5:3若しくは3:5、A4やB5など)が決まったところで検討していく、という段取りとなります。主図と枠組みの面積比率は一般的に1:2.5~5と言われています。主図と枠組みが決まれば、あとは残る構成要素をバランスよく配置していくことになりますが、これは用途などでケースバイケースで検討していくしかなさそうです。