順序尺度における面記号の彩色

コロプレス図を彩色する場合を例にとって説明することにしましょう。基本は他の地図と同様、太陽光のスペクトルを用いれば便利です。確実に順序を表現することが出来ます。ただ色のグラデーションの範囲をどのように切り取ればよいのかは、各自の感性に頼るほかありません。

コロプレス図において人口増減のような主題は定番ですが、増加した区域に用いる色と、減少した区域に使う色とでは、抱くイメージが異なるはずです。増加区域には暖色系を、減少区域には寒色系を用いれば、しっくりくるのではないでしょうか。そうすれば中間領域にはスペクトルに従い、黄色、黄緑、緑、青緑を使用することになります。

因みに細かなグラデーションにするのか、それともはっきり区分けを目立たせるように配色するのかは、その都度適した方を選択しなければなりません。実際のコロプレス図では、赤から青まで幅広く彩色されていますが、その慣例に従わなくても構いません。明度や彩度を織り交ぜれば、赤から黄色といった狭い範囲でも十分表現することが出来ます。

特に印刷物等に彩色する際は、多色刷りに限界があるため、無理をすることはないでしょう。

では比例尺度における面記号についてはどうでしょうか。

そもそも比率尺度を面記号で表現すること自体不可能に近いので、気にする必要はありません。相対的な比率であれば可能ですが、色の百分比は不可能なので、使い勝手がよくありません。

考えなくてもよいでしょう。またドット記号についても、彩色を考える必要はありません。ドットマップでは、異なるドット記号が重なることも少なくありません。

一方のドットに彩色してしまえば、異なるドットに同じ色が使われることになります。ですから彩色すべきではないのです。